世界から戦争をなくすにはどうしたらいいんだろう?
今、この瞬間も世界のどこかでは戦争が起こって、子どもたちが、大人たちが傷つき、血を流し、足を無くし、亡くなっている。大事な人を失って途方にくれている。
6歳くらいの小さな子どもが、家族でしあわせに暮らしていた家を追われ、親と生き別れ、難民して隣国に逃げる。
食べ物も十分になく、
安心して暮らせる家もなく、
家族もバラバラ。
そんな海外ドキュメンタリーを見る度、胸が痛む。
「どうしたらいいんだろう?」
「私に何が出来るんだろう?」
「なぜ、人と人は争うんだろう?」
「私はこんな恵まれた日本でヌクヌク暮らしていてもいいの?」
実は、10年前の私がちょうどこんな状態でした。
何かしなければという衝動に駆られ、戦争で親を亡くした子の為の募金をしてみたり、難民キャンプを支援している団体の会員になってみたり、本当にできるなら自分自身も何か世界の困った人たちのことを解決できる仕事をしたいと、JICAや青年海外協力隊、NGOのHPを見てみたり。
でも、現地で実際に困ってる人たちを助けることができる専門的な知識技術は私は持っていないし、NGO 職員として働くのは給料がグッと下がるから覚悟がいる。
本業の仕事と別にボランティアや募金をするのはいいとは思うけど、それだけで戦争がなくなっていくとは思えない。
結局私にできることなんて限られてるんだと自分の無力さにため息。
この状態は、戦争の根本原因がわからないまま一生懸命問題を解決しようと頑張ってる状態です。
これだと、何とかしたい気持ちはあっても、何もできない無力感を蓄積して苦しいし、もったいない。
では、戦争の原因とはいったい何でしょうか?
一説によると、3400年前から今日までの期間、世界で戦争がなく平和だった期間はわずか268年であるという話もあり、旧くから人類の歴史は戦争の歴史とまで言われてきました。
なぜそれ程までに人間は争ってしまうのか?
これには、諸説ありますが、あるHPには
「戦争は、根本的に利害の不一致や意見の相違などによって起こる対立を、暴力で解決しようとする姿勢から生まれるもの。そんな不一致や相違は具体的にどのような場面で発生し得るのかというと、
①食料や資源に関する土地の奪い合い
②国家や政府に対する不満
③異なる民族や宗教間での対立
④侵略・覇権主義国家との対立
とまとめており、究極的には、この不一致や相違が発生しないようにすればいいが、現実問題としてそれは難しいところ。」
と書いてありました。
また、現・京都大学総長の山極寿一は、『ゴリラは語る』(講談社)と題する著書の中で、戦争の原因として「所有」、「言葉」、「アイデンティティ」、「過剰な愛」の4つを挙げています。
両者が語る戦争の原因とはいったい何でしょうか?
それは、利害の不一致や意見の相違などによって起こる対立も、「所有」、「言葉」、「アイデンティティ」、「過剰な愛」も、全て人間の精神活動によって生み出されたものという点です。
では、人間の精神活動は何によって生まれるのでしょうか?
それは、人間の認識活動です。
この、人間の認識の仕組みを知ること、そして、そこから変化させることで、戦争を含め、人間が生み出しているあらゆる問題は根本的に解決します!
この認識の変化は、仕組みさえ理解すれば誰でも理解ができます。
そして、普段の生活の中から、戦争をなくす根本原因にアプローチすることができ、自分の毎日の日常で、平和を創ることに貢献することができるようになります。
ぜひ、興味がある方は、人間の認識の仕組みについてまずは知ってください。
そして、あなたの平和への熱い想いを理想で終わらせずに現実化する手段を得てください。
宇宙にいった毛利衛さんは言いました。
「宇宙からは国境線は見えなかった。」
国境線も、所有したいという欲求も、全部実在する訳ではなく、一人ひとりの人間の頭の中にあるものです。
それが変われば、この現実世界に人間が生み出すものも変わるのです。
1人1人の認識が変わることで、確実に世界は変わります。
~認識が世界を変える~
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