目に銃、耳に銃!


目には見えない銃を私たちはいつも構えている。
今もロシア、ウクライナでは、兵士が手に銃を持ち、相手を撃ち殺しているけれど、戦場はそこだけではない。
私たちの日常は戦争状態だ。

去年、Adoの「うっせぇわ」という曲が流行り、youtubeの再生回数が公開から5か月で1億回を突破したが、そこまではやる背景には、今の時代誰もが思っている心の声を代弁したからだろう。

若者に限らず、現代は笑顔していても、誰もが心の中で「うっせぇ!うっせぇ!お前の話は聞きたくない!!」と心の中で叫んでる。

スマートフォンを多くの人が持つようになったことにより、誰もが自分で大量の情報に簡単にアクセスできるようになり、同じ家に住んでいてもそれぞれに入っている情報は全くバラバラ。
それぞれが持っている価値観、判断基準はより多様化し、パーソナライズ化された。
私たち人間は1分1秒たりとも同じ画面をみることはできない。

そして、それぞれが自分に入った情報に固定されたまま相手の話を聞くため、相手を無意識で馬鹿にし、自分以外の他者を常にジャッジし、攻撃している。

自分も相手にジャッジするし、相手も自分にジャッジする。
裁き合い。

誰もが傷だらけで負傷している。
心の余裕などない。
人の話を聞くことなんてできない。

去年から、映画「ジョーカー」の主人公に扮して電車で殺人をおこなう事件、「死刑になりたかった」とショッピングモールで子供を殺傷する女性の事件、阿部元首相の銃撃事件など、悲しい事件が多発する。

これらの問題は、実は私たち人間一人一人が一分一秒たりとも同じ画面を見ることができず、人間関係をつくることが不可能で、誰もが疎外感、孤独感、不信、不安、恐怖を抱えていきているという本質的な問題から派生して起きている。

本質的な解決なしに、これらの問題は解決できないのだ。








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