17年前の今日、私はアメリカにいた。
そして、大きな絶望を味わった。
当時、私はIICDというNGOの国際開発プロジェクトメンバーとしてブラジルでのプロジェクトの準備をしていた。
そこにはアメリカ、カナダはもちろんのこと、ヨーロッパ、中南米、アジアなど世界20か国から50人ほどのメンバーが集まっていた。
私のような学生もいたし、世界で活躍している開発コンサルタントや、影響力のあるジャーナリストもいた。
そこでの出会いは私にとってとても刺激的なものだった。
そこは国や宗教、年齢関係なく、1人1人がこの時代に生まれた人間として、どうやったら世界から貧困や戦争はなくなるのだろうか?と真剣に話し合い向き合うことができる場だった。
「人と人は国家民族宗教を越えて分かり合う事ができる。
こんな人たちが増えて行けば、世界は平和になっていくんじゃないか」
私は希望を持った。
でも、それはただの淡い幻想だった。
2001年、9月11日。
米国同時多発テロ。
アメリカ中が騒然とした。
TVでは朝からずっとワールドトレードセンターに飛行機が突っ込み燃え、ビルが崩壊する中継が流れ続けた。
ワールドトレードセンターに親友が働いていて亡くなったアメリカ人の男の子は取り乱し、他のアメリカ人の子たちも泣いていた。
私もマンハッタンに住んでいた友人の安否を必死で確認した。
ボストンの空港は閉鎖され、私のチームはテロに使われた飛行機と同じボストン発のアメリカンエアラインで一週間後にブラジルに経つ予定だったが、出発を見合わせることとなった。
そんな騒然とする状況の中、私のルームメイトだったイスラエル人のシャロンがつぶやいた。
「私は、ここにいるアメリカ人は意識が高いと思ってたけど、やっぱり所詮アメリカ人だね。
イスラムの人が今回のテロと関係あると思ってる。
イスラエルに生まれた人の気持ちはイスラエルで生まれないとわからない。。。」
昨日まであんなに仲がよかった仲間の絆がガラガラと壊れて行くのを私は感じた。
ショックだった。
人と人は分かり合えない。。。。
普段どんなに仲がよかったとしても、信頼は条件状況が変われば簡単に崩れる。
誰が悪い、とかではない。
その人の国に生まれ、その国の教育で育ったらその価値観になる。
誰も責められない。
人は生い立ちによってつくられた感情に逆らうことはきないんだ。。。。
人間とはそういう生き物なんだ。
じゃあ、世界平和なんてただの理想論じゃん。。。。
私はモンモンとしながら日本に戻った。
じゃあ、日本人どうしなら分かり合える?
答えはNOだった。
会社でもみな、仕事観が違い団結できない。
私だって同じ。
恋愛でお互いの生い立ちによる価値観の違いから、大好きでつきあったはずの人を恨んだ。
私が隣の人に、「なんであなたはそうなの!?」と自分の正しさをぶつける。
自分の正しさを手放せない。
「あぁ、戦争の火種が私の中にもあるんだ。。。。」
相手を責めながら、同時に人を責めてしまう自分を責めた。
毎日辛くて苦しかった。
いったい、人間の価値観、判断基準はどのように出来あがるのだろう?
どうやったらそこから自由になる事ができるんだろう?
人と分かり合う事は不可能なのか?
いろんな人の講演会にいったり、本を読んだり、世界の教育を調べたりしたが、そこに対する明確な答えは見つからなかった。
分かり合えると期待するから傷つくなら、人間なんてそんなもんだと諦めて生きて行く方がいいんじゃないか。。。。
そんな失意のどん底の時、私が出会ったのが人間の意識の作動原理を明々白々に解明する未来技術、nTechだった。
その技術は、人間が分かり合うことができない究極の根本原因である人間の認識の仕組みを理解し、それを解決策していくことができるものだった。
その斬新な内容にはじめはとまどいもまった。
しかし、学んでいくうちに、私はこの技術はずっとずっと私が、そして人類が探していたものだということを理解した。
私は溢れる涙を抑えることができなかった。
正直、人と人が分かり合う事なんて無理だと思っていた。
不可能だと思っていた。
でも、私は今は言える。
これからの時代、
人間は誰もが環境によってできた自分の価値観、判断基準に縛られず、そこから大自由になることができる。
人と人は分かりあう事ができる。
私たちは、この新しい技術によって二度と戦争紛争のない世界をつくることができる。
世界平和は理想論ではなく現実論になった。
2018年、日本から新しい時代が始まります。
認識が変われば世界が変わる。
10月7日、東京でピースルネッサンスというイベントがあります。
この世界は、ひとり1人の認識によって創りかえることができる。
それを1人でも多くの人に知ってほしい。
興味ある方はぜひ足を運んでもらいたいです(*^^*)
10.7Peace Renaissance
https://www.facebook.com/events/731282063879771/?ti=as
コメントを残す